2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

熊旅日記1

今日は本来は、八代市立図書館にて文献調査をする予定だった。図書館所蔵のレア史料や、地元のフリーペーパーすなわち非売品を手に入れることが目的の、インドアな一日となるはずが、まさかの大収穫!初手で地元の識者と知り合うことができ、球磨川研究をす…

a1. 『ウルフなシッシー』(大野大輔) a2. 『冥界喫茶ジュバック』第一・二話(大野大輔) 明日からいよいよ実地調査、映画見てる余裕などないのだが、どうしても見たい作品だったので。代わりにアケルマンを切ることになってしまったのは後悔しているが、…

a1. 『炎の少女チャーリー』(マーク・レスター) a2. 『スペースバンパイア』(トビー・フーパー) いや~一週間ぶりの更新。更新をサボっていた、というよりは映画も趣味本読書もまるでしていなかったので特に日記に付けるような事もなく、専ら研究に忙殺…

a1. 『炎628』(エレム・クリモフ) a2. 『クローンウォーズ/S3』#8-10 『炎628』はフェイバリットであり、家の裏に大量に積まれた死体が画面の端にチラッと映ってしまう場面がやはり飛び抜けて優れていると思うが、「映画の生体解剖」では本作は「沼・子ど…

合言葉は「レンフィルム」

a1. 『トルペド航空隊』(セミョーン・アラノヴィッチ) a2. 『囚われの女』(シャンタル・アケルマン) a3. 『クローンウォーズ/S3』#5-7 a1. 1992年、レンフィルム映画祭にて公開され、場内が騒然となった一作。蓮實重彦により「ロシアのサミュエルフラー…

回顧的アイロニー

a1. 『がんばれかめさん』(ロラン・ブイコフ) a2. 『処刑の丘』(ラリーサ・シェピチコ) 登場人物による、意図せぬ台詞の反復がもたらす効果について、頭を悩ます作品に出会う。その反復がもつある種のアイロニーは、悲劇的な(伝統的な)アイロニーでは…

映画のディスコミュニケーション

a1. 『死者からの手紙』(コンスタンティン・ロプシャンスキー) a2. 『長い見送り』(キラ・ムラトヴァ) b1. 『マクベス』(ウィリアム・シェイクスピア) a1. ミニチュアで描かれる大カタストロフに、核爆撃によるショックで一言も言葉を発さない子供たち…

クローンウォーズがおもろすぎる。

a1. 『緋色の街』(フリッツ・ラング) a2. 『暗黒街の顔役』(ハワード・ホークス) a3. 『クローンウォーズ/S3』#1-2 b1. 『ウィリアム・ウォーカー・アトキンソン』(フィリップ・デスリプ) ドラマ、クローンウォーズ・バッドバッチ・反乱者たちを見終…

一休憩

a1. 『デュエル』(ジャック・リヴェット) a2. 『クローンウォーズ/S2』#20-22 b1. 『物理療法の誕生』(中尾麻伊香) b2. 『松本道別の人体放射能論』(奥村大介) 今後の指針メモ。 ・直接的な戦闘描写なしで戦争を描いてしまおう、という大胆な試みを実…

教会の鐘が鳴ると血の雨が降る

a1. 『マブゼ博士の遺言』(フリッツ・ラング) a2. 『ファントマ/Ⅳ.ファントマ対ファントマ』(ルイ・フィヤード) a3. 『ファントマ/Ⅴ.ファントマの偽判事』(ルイ・フィヤード) a4. 『クローンウォーズ/S2』#18-19 b1. 『ハムレット』(ウィリアム・…

ガッツボーズ&ジ・エンドがいいのだ

a1. 『ファントマ/Ⅱ.ジューヴ警部対ファントマ』(ルイ・フィヤード) a2. 『ファントマ/Ⅲ.ファントマの逆襲』(ルイ・フィヤード) a3. 『ノロワ』(ジャック・リヴェット) a3. 『クローンウォーズ/S2』#15-17 a1. 最高!列車アクションから幕を開ける…

お前はナガサキ・モナム-ルを見たいか

a1. 『ファントマ/Ⅰ.ギロチンの陰で』(ルイ・フィヤード) a2. 『野蛮人として歴史に名を残しても構わない』(ラドゥ・ジュデ) a3. 『クローン・ウォーズ/S2』#11-14 b1. 『オカルティズム 非理性のヨーロッパ』(大野英士) 傑作サイレント映画(シリ…

正真正銘のスター

a1. 『ドクトル・マブゼ第一部大賭博師』(フリッツ・ラング) a2. 『ドクトル・マブゼ第二部犯罪地獄』(フリッツ・ラング) a3. 『Ms.マーベル』第一話 a4. 『ピースメイカー』第六-八話(ジェームズ・ガン) 決めた。今日からはヨーロッパ製活劇映画(主…

マニエリスム的屍、フィロソフィカル・ゾンビ?

a1. 『セリーヌとジュリーは舟で行く』(ジャック・リヴェット) a2. 『赤い夜/影の男』(ジョルジュ・フランジュ) 明日はモンス・デジデリオの画集が届くはず。なんやかんや忙しいから週末まではお預けかな。土曜日に読み込もう。それから私の本棚の積ん…

カステロフィリア

b1. 『ピラネージ』(スザンナ・クラーク) 梅雨入りしましたね。濡れるのは嫌だけど、日中でものっぺりと明るいのは過ごしやすいです。ちょうど湿度の高い小説を読んでいて、思いがけず現実とフィクションが通じる。 b1. 幻想文学の価値とは、固定された考…

なんと牧歌的か

a1. 『ジュデックス』(ジョルジュ・フランジュ) a2. 『カモン、カモン』(マイク・ミルズ) a3. 『ニューオーダー』(ミシェル・フランコ) a1. 傑作。文句なし。 a2. 映画で見ていて、くどい、と思わされる描写の処理の仕方が鮮やか。たとえば近年ではメ…

デカい画面!

a1. 『トップガン:マーヴェリック』(ジョセフ・コシンスキー) a2. 『壁にぶつかる頭』(ジョルジュ・フランジュ) a1. 今回はIMAXエキスポシティまで見に行く。いやあ~最高でしたね。座っていた席番号がF-16とニアミスなのも嬉しい。コシンスキー監督は…

言うは易く行うは難し、暴力の痕跡

a1. 『オフィサー・アンド・スパイ』(ロマン・ポランスキー) a2. 『フランティック』(ロマン・ポランスキー) b1. 『マーベル映画究極批評』(てらさわホーク) a1.、a2. ポランスキーの作品の見所は「暴力」にある。その暴力は、例えば個人の怒りによる…

ナナメナメナメ

a1. 『顔のない眼』(ジョルジュ・フランジュ) a2. 『ミスター・サルドニクス』(ウィリアム・キャッスル) b1. 『地獄の門』(モーリス・ルヴェル) アスタ・ニールセンの写真を見て、横に四つ並んだ胸元のほくろが大変セクシーでよろしい、とか思っていた…

世を憂う術すら知らない

a1. 『キラー・ジョー』(ウィリアム・フリードキン) a2. 『ガーディアン/森は泣いている』(ウィリアム・フリードキン) a3. 『ジェイド』(ウィリアム・フリードキン) a4. 『ハンテッド』(ウィリアム・フリードキン) 本日はフリードキンの作品をまと…