ファンタスティック4!

a1. 『くすぐり』(デヴィッド・ファリアー)

 

 

ドキュメンタリーはおもろい。ちょっぴり賢くなった気もする。

ロベール・アンリコ『追想』の場面写真に火炎放射器が。見たい。

 

 

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「くすぐり」という身近な拷問が題材だが、くすぐり我慢選手権の裏側を追求していく辺りからガラッと転調。セックス産業と違い「くすぐり」に大枚叩くのは理解し難い。画的な衝撃度は薄いが訳の分からない道理で流通している商品ということではスナッフフィルムとそう変わらない。ただ殺人ではなく「くすぐり」であることがキャッチーで、それゆえ気味が悪い。恐怖表現の本質に迫っている。TerriからObrien、2017年にはRyan Pumpkinと。主催者にメールを送るやいなや非常に低レベルな罵詈雑言が飛んでくるのだがこの沸点の低さ。ファリアーの『世界現実旅行』も合わせて見てみたい。実は続編の『The Tickle-King』という作品もあり、公開で一苦労する彼らの姿が見れる。サーフィンしていたら、巨人女と小人女とがくすぐり合うビデオが出てきた。関係ないだろうけど、これ最高。