明日からは熊本です

a1. 『チェンジリング』(ピーター・メダック)

a2. 『エリア0』(マッティ・ベッカーマン)

 

 

a1.

取り替え子モノとしてはあまり嬉しくはない予想外の展開であった。光っていたのは人間の動きに合わせず勝手に家中を動き回るカメラワークが、めちゃくちゃ恐い。特に階段を上るカット。それから精神を疲弊させるあの音。ラップ音的な感じではなかった。降霊会シーンも中々恐かった、あそこまで溜めるからこそ、ラストのグラス吹っ飛びが映える。また「リング」参照元の一つ?なのだろうか、幻視した地獄の光景が家の地下にある、という恐怖。

 

a2.

「ブラウン山の怪光」が題材のPOVモノ。またPOVか、と案じていたが、自閉症の子供はカメラを構えることで安心できるというアイデアは中々良い気がする。アブダクトされていく際のPOVカットなんか、すごいちゃちいけど、盛り上がった。UFOがどうしてカメラだけを吐き出したのか、には一切触れられない。ただ中身は相当退屈でした。よかったキャラは、中年になっても二人で山奥で生活している兄弟。「脱出」なんだろうけど、ああいうキャラ必要よな。