アクションデーその2

a1. 『U・ボート [ディレクターズカット版]』(ウォルフガング・ペーターゼン

 

 

 

ジョナサン・モストウが『U-571』を撮っているそうで、これだけは見たい。モストウは『F-16』も積ん見中なので、明日2作合わせて見てみよう。

F-16(ファイティングファルコン)は胴体と主翼が一体化しているのがカッコいいし、だいぶ軽量化されているみたいだけど、F-14可変翼も捨てがたい。今現在アメリカでは運用されていませんが、イランには大量にありますね、『マーヴェリック』でも活かされていた。

F-16

そういえば先日F-14(トムキャット)のTシャツを買ったよ。

F-14 (戦闘機) - Wikipedia

 

 

 

 

a1.

やっぱり面白い。とてつもなく神経が疲弊する、3時間30分のディレクターズカット版を見ました。この長さも必要に思えてくる。とくに胸に迫る名場面は、長年ユルゲン・プロホノフと連れ添った相棒である機関士が、もう助かる可能性はないことを知りながら「艦尾の修理が完了した」と報告するカット、それに対し艦長が「よくやった」と応える。海中は音が響くため、ひそひそ声で話さなくてはならない状況も、普通の大局的な戦争映画では見られない。また酸素がだんだんと不足して来、みな酸素ボンベをつけてへろへろ、どろどろになりながら眠るさまをヨハン(『アングスト』の人!)が目にするカットはたいへん印象的で悪夢的であった。一度は海底に沈んだU-ボートをもう一度再浮上させる際、艦尾・艦首を傾けるために艦員が前へ後ろへ移動する動きは、どこか『飛べ!フェニックス』的な荒唐無稽さもあって、かなり良かった。また、これといった主人公然としたキャラクターがいないのも特異に感じる。従軍記者や、艦長、機関士、ヨハン、など目立つ人はやはりいるが、中心が不在。

本作は新たな可能性を提示した、ブレイクスルーだったでしょうね。ドイツ潜水艦(Uボート)映画、という水脈があるそうでまだまだ掘っていきたいジャンルだ。「神経症的な室内戦争映画」とでも言えるだろうか。「鮫と小魚」や「朝やけ」、「U-47出撃せよ」などがそれにあたるよう。なんかこれを見ちゃうと、連合国側視点のU-ボート映画を見れないかも。