見逃した新作ホラー見ていくで~(day~)2 またもや目玉の話、中々読み終わらない長編小説

a1. 『ヴィジョン 暗闇の来訪者』(ケヴィン・グルタート)

a2. 『ELI/イーライ』(キアラン・フォイ)

a3. ベルリン・アレクサンダー広場』第11話(R・W・ファスビンダー

a4. ベルリン・アレクサンダー広場』第12話(R・W・ファスビンダー

 

 

最近『ベルリン・アレクサンダー広場』ドラマを見直すのと同時に小説も読んでいるのですが、大作で中々読み終わらない。明日ドラマは見終わる予定なので合わせて明日までに読了したい。

驚愕の目玉映画。コリーン・ムーア主演の変顔映画『微笑みの女王』(1926)。スプリットスクリーンを活用したトリック撮影ですが、分かっていてもゾッとする。とんでもない。

The Gypsy Astronaut

『マリグナント』も目玉の印象が強く残る映画でしたね。

Malignant (2021)

↑これ、禍々しいイラストやなと公開時から思っていましたが、19世紀ロンドンでロバート・リストンという外科医が行った斜視矯正手術をあらわしたイラスト。リチャード・バーネット『描かれた手術』に収録。

 

斜視といえばインスマスもいますが、

 佐野史郎演じるインスマス

池田匠吾 on Twitter: "@comicpanda2019 @ringoya_putako 海の半分人間半分魚介類が登場する怖い話では、『 インスマスを覆う影』に代表される半魚人が有名ですがイカ人間は初めてお目にかかりますね。 https://t.co/2AamfpUKNq" /  Twitter

私としては黒沢清『降霊』で徐々に目が離れて斜視になっていく役所広司が忘れがたい。目が離れていった挙げ句、ドッペルゲンガーに出くわしてしまうドラマだと解釈している。

降霊』黒沢 清監督(日本1999) | ラッコの映画生活 - 楽天ブログ

あと「眼球」といえば『眼球譚』(バタイユ)も。

初稿 眼球譚(オーシュ卿(ジョルジュ・バタイユ)) / 古書 樹 / 古本、中古本、古書籍の通販は「日本の古本屋」 / 日本の古本屋

それからオディロン・ルドンの絵画も目のインパクトが強い。サイクロプスのイメージが根幹にはあるようだ。

他にも、『怪人マブゼ博士』(マブゼ博士の1000の「目」)

怪人マブゼ博士」 Die 1000 Augen des Dr. Mabuse (1960) : なかざわひでゆき の毎日が映画&音楽三昧

ヒッチコック・ダリによる『白い恐怖』

作品解説】サルバドール・ダリ「白い恐怖」の夢のシーン - Artpedia アートペディア/ 近現代美術の百科事典・データベース

言わずもがな『アンダルシアの犬』

アンダルシアの犬 : 作品情報 - 映画.com

目と言えば忘れてはならない『ゾンゲリア』。

Blu-ray Review: It's Not Voodoo! Fulci's "Zombie" Looks Better Than Ever in  4K - Rue Morgue

目玉をめぐるサスペンス『マイノリティ・リポート

Minority Report (2002) | Eye surgery scene | Retina transfer | Tom cruise -  YouTube

やばい目、『顔のない眼』

EYES WITHOUT A FACE (1959) Edith Scob | Faces film, Eyes without a face,  Horror movies scariest

ゴア×目、『ホステル』

Hostel Dangling Eye And Puss Prop

ヒカル目モノ、『光る眼』

光る眼 正座して語りたくなる傑作SF映画 - YouTube

目が合うと死にます『妖女ゴーゴン』

妖女ゴーゴン』(1963)ハマー・フィルム全盛期の1本。残念ながらDVD化されていません。: 良い映画を褒める会。

死ぬ間際に目に焼き付いた光景とは、『4匹の蠅』

Four Flies / Red Eyes… Argento's FOUR FLIES ON GREY VELVET Reviewed | House  Of Freudstein

Tumblr media

死んだ目、『サイコ』

Psycho "Shower Scene" Photo Print

観客の目を攻撃することに特化した映画といえば『ルクス・エテルナ』、疲弊しきった3人のリアクションに注目。にしても眩しい。

照明のあまりの眩しさにNGを出してしまう『地獄』におけるロミー・シュナイダーのリアクションも禍々しい何か。

ジャイアントロボ』の一話

Giant eye monster | 広告写真, 特撮ヒーロー, アートフォト

↓目玉ポスター集

dangerousminds.net

↓グレートEyeballムービー

www.denofgeek.com

め/めだま/眼球/まなこ…の表象はコレクションする必要がありますな。

 

 

a1.

とてもハズレ。ワインソムリエが霊能者も兼任している設定だけは少し魅力的。演じるはジョアンナ・キャシディ老害じみた芝居が光ります。

 

a2.

アレルギー性の不治の病、かと思いきや悪魔憑きだったという。近代的な病院を舞台にエクソシズムを実行する画は中々格好よかった。が、しかしそんなの『エクソシスト』の焼き直しに過ぎない。良い設定だったのは病院の地下室を持ち出してきたところで、地下には井戸があり、そこにこれまでの被験者の遺体が安置されているのは恐い。病院の前身は修道院であった、という設定。これからサタン御大に会いに行くという所で幕切れ。墓には野犬が眠っているのかな。

 

a3.

再びプムス強盗団の元へ戻ってしまうフランツ。ここでも金、片輪だろうが年寄りだろうが自分の手で金を稼ぐんだ、ミーツェにおんぶに抱っこでは耐えられないフランツの性分だけではなくラインホルトとの特別な関係(性的にならない愛の形が示唆されている)が起因した行動なのだ。前話では一人残されたフランツであったが、そのあと直ぐラインホルトの元を訪れている。ラインホルトがベッドに隠れている中、ミーツェを殴ってしまうフランツ。止めに入るラインホルトと発狂するミーツェ、肩の痛みに耐えかね叫び出すフランツ。とんでもない三角関係である。

 

a4.

メックとラインホルトの術中にハマってしまったミーツェ。策略に気付いたミーツェがラインホルトにかける言葉が辛辣ですばらしかった。まともに人に向き合え、と。これこそ教育小説然としたすばらしい台詞。そしてラスト20分はラインホルトとミーツェの二人芝居なのだが、ロケーション、撮影も含め圧巻の出来。